川柳データベース｜おかじょうき川柳社

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2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

満開の余熱を抱いてきた古木

滋野さち

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

少年が走った道の濃あじさい

滋野さち

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

カマキリや一期一会の生殖器

滋野さち

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

神様はやっぱり僕に不公平。

城後朱美

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

ライバルになった男に用はない。

城後朱美

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

お天気がいいので仕事休みます。

城後朱美

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

ちちははにやさしくすると出る涙。

城後朱美

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

あなたの前だから何も纏わない。

城後朱美

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

パセリちぎられてお待たせメンチカツ

杉山太郎

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

置いておく柿は立派なインテリア

杉山太郎

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

三度目の出会いは誤魔化しが効かぬ

杉山太郎

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

長旅の末に我が家の鯵になる

杉山太郎

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

サンダルの隙間にもらう秋の風

杉山太郎

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

圧力鍋からトロける妻の声

須藤しんのすけ

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

月が赤いたぶん太陽の性だ

須藤しんのすけ

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

ケータイに乙女の意地が入れてある

須藤しんのすけ

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

耳たぶに触れる優しい嘘が好き

須藤しんのすけ

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

喪服をたたむと背筋がシャンとする

須藤しんのすけ

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

切り取り線できっちり折った半月だ

土田雅子

2009.11｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

あれよあれよと見送った亡父のこと

土田雅子

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