川柳データベース｜おかじょうき川柳社

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2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

命まんまる傷はあっても治る傷

三浦昌子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

吹雪かれてぴしりと決まる母の面

三浦昌子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

仏滅の次は大安暦剥ぐ

三浦昌子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

自販機が噂している夜の道

南山藤花

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

雪の日は母の背中が丸くなる

南山藤花

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

柿ピーを話し相手にする夜更け

南山藤花

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

わたくしをわかってくれる私です

南山藤花

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

妻の座を捨てて私は雪女

南山藤花

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

月光を頬張り顔を補正する

むさし

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

手が乾くあいつは何をしてるだろ

むさし

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

カメレオンの舌にも雪は積もるかな

むさし

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

吹雪かれているのは人魚を見た日から

むさし

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

食べやすい大きさで降る牡丹雪

むさし

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

抱き合ってこんがらがってお正月

守田啓子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

すっぽりと包まれて見る初日の出

守田啓子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

年女便座ぐらいのぬくもりで

守田啓子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

白南天ぽろぽろ嘘をちょっとだけ

守田啓子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

吹雪くだけ吹雪けしっかり継ぎはした

守田啓子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

友だちのいないカラスが喚いてる

山田楓子

2009.01｜月刊おかじょうき／会員雑詠「無人駅」｜題:『 ― 』― 選［―］

君の掌のへこみでゆっくり煮くずれる

山田楓子

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