川柳データベース｜おかじょうき川柳社

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2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

両手から零れ続けている個性

さざき蓬石

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

一個ずつ光の箱を空けてゆく

伊藤はるひ

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

個人情報保護法　受精卵を割る

三浦蒼鬼

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

わたくしが一個の貝になる夜明け

熊谷冬鼓

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

許されて許す振りする柿一個

横山キミヱ

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

個人差の下限ではこべ咲き終わる

滋野さち

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

梨四個忘れられない過去がある

堤　文月

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

カビ発生　私の個人情報に

北山まみどり

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［前抜き］

個になれば川の向こうに話し声

悠とし子

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［五客］

個人メドレー濁り酒からハーブティー

堤　文月

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［五客］

臓器個々渇いてやがて言葉の死

悠とし子

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［五客］

夕焼けを吐きます個室希望です

むさし

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［五客］

アイデンティティ濡れて吹かれてこぼれ萩

斎藤あまね

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［五客］

本当の別れ　一個に数えられ

三浦蒼鬼

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［人位］

足湯の足は個人情報だと思う

角田古錐

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［地位］

おはぎ二個母は会いたくないと言う

横山キミヱ

2006.09｜おかじょうき川柳社本社月例句会｜題:『個』北野岸柳選［天位］

出生の秘密りんごが一個減る

守田啓子

2006.08｜第24回川柳Ｚ賞｜題:『ー』細川不凍・佐藤岳俊・吉田健治・尾藤三柳・片柳哲郎・岡田俊介・西川けんじ・坂根寛哉・酒谷愛郷選［大賞］

銀化した夢わさわさとモノローグ

杉山夕祈

2006.08｜第24回川柳Ｚ賞｜題:『ー』細川不凍・佐藤岳俊・吉田健治・尾藤三柳・片柳哲郎・岡田俊介・西川けんじ・坂根寛哉・酒谷愛郷選［大賞］

マグリットの乾いた空が毀るるよ

杉山夕祈

2006.08｜第24回川柳Ｚ賞｜題:『ー』細川不凍・佐藤岳俊・吉田健治・尾藤三柳・片柳哲郎・岡田俊介・西川けんじ・坂根寛哉・酒谷愛郷選［大賞］

おろおろと言葉ひとつが立ち上がる

杉山夕祈

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