川柳データベース｜おかじょうき川柳社

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2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［前抜き］

巻き貝の舌ゆるやかにこけしの瞳

野沢省悟

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［前抜き］

ルージュさし夜の密度を上げてゆく

八戸むさし

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［前抜き］

笑ってよさよなら言えないじゃない

伊藤はるひ

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［前抜き］

如来像ですね母からメールくる

千島鉄男

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［前抜き］

迷彩のコケシ　イラクへ派遣する

八戸むさし

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［五客］

片方の眉毛が月へ行きたがる

斎藤あまね

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［五客］

花柄に変えても止まらない老化

葉　閑女

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［五客］

草深野ひらりと帯をほどこうか

北里深雪

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［五客］

試されております妻は蝶結び

前田まえてる

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［五客］

セロファンで包まれている家出癖

北野岸柳

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［人位］

いつまでも卵巣に降るささめ雪

野沢省悟

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［地位］

子を宿す琥珀色した海として

千島鉄男

2005.12｜川柳忘年会2005｜題:『印象吟』吉田州花選［天位］

ふみ俵ことしも根雪こけしの瞳

福田文音