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川柳データベース＠okajoki

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2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
切なさを小さく畳むそんな春
たなかまきこ
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
さようなら　記憶の地図がぬれてます
八戸むさし
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
躓いた切株のこと初夏のこと
鳴海賢治
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
踏切りに落ちたまんまの僕の影
角田古錐
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
好きだから過去を桜のように切る
横山キミヱ
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
糸切れた凧の背中と戯れる
中岡清美
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
寂しさは切り子細工のそのままに
田口文世
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
チューリップ人妻の香を切りたがる
坂本勝子
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
雑踏を歩いてナタを研ぎ上げる
八戸むさし
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
受話器から息の途絶えた笑い声
中岡清美
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
千切大根花の咲く日は無かったか
坂本トシ
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
大根をざくりざっくり家を継ぐ
鳴海哲子
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
桜散るまだ切り札はとってある
たなかまきこ
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
切り抜きの桜吹雪の中で死ぬ
福井文明
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
事務用のハサミで二人の何を切る
北野岸柳
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
想いをなめている切手をなめている
北野岸柳
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
切れあじが良くて縫合くり返す
櫟田礼文
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
みじん切り優しくなんてしてあげない
土田雅子
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
缶切りコキコキ　想い出は美味しい
斉藤泰子
2002.04｜月刊おかじょうき／月例句会｜題:『 切 』熊谷冬鼓 選 ［五客］
暗くしてあした切るもの揃えてる
横山キミヱ
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