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川柳データベース＠okajoki

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2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
僕にさえ僕の素顔がわからない
桜田冨士江
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
想像してください　人間になることを
Sin
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
例えばでバター若しもでジャムを塗る
田口文世
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
飛び込んでしまえば楽になりますか
土田雅子
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
少年ＡとＢ どちらかが我が子
鳴海賢治
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
歯に穴があいて仮の世まわり道
鳴海哲子
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
日が昇り仮面のヒビが痒くなる
八戸むさし
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
仮の命の窪みになってゆくベッド
福井文明
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
無罪放免忘れたころに仮面脱ぐ
福士富栄
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［前抜き］
別れねばならない人と手をつなぐ
山田楓子
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［地位］
仮止めの首にようやく慣れてきた
熊谷冬鼓
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 仮 』北野岸柳 選 ［天位］
地下茎におおわれている仮眠室
八戸むさし
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［秀逸］
りんご剥くこの世を厚く薄く剥く
北野岸柳
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［秀逸］
父さんの背中にチャックがついている
Sin
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［秀逸］
アフガンへ伸びろ伸びろとリンゴむく
八戸むさし
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［特選］
母でいる　みかんの皮になりきって
桜田冨士江
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
逢いたくて皮ごとみかん食べてます
伊藤はるひ
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
桃の皮むいてだんだん魔女になる
角田古錐
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
玉ねぎの皮むき過ぎる核家族
角田古錐
2001.11｜おかじょうき月例句会｜題:『 皮 』熊谷冬鼓 選 ［前抜き］
森を出るのは皮膚が黄ばんできたからで
北野岸柳
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