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川柳データベース＠okajoki

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2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
自惚れの歌だけ歌う　何が悪い
北野岸柳
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
三月の誰も座っていない椅子
北野岸柳
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
胸に迷子札を付けて逢っている
北野岸柳
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
ガラス窓指でなぞって　マルセの死
斉藤茂生
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
猿という飛沫を舐めているマルセ
斉藤茂生
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
猿山のマルセのコピーだったボス
斉藤茂生
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
テレビジョン　マルセ太郎が棲んでいた
斉藤茂生
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
鍋底を撫でてマルセの黒い顔
斉藤茂生
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
エラ呼吸しながら女確かめる
坂本勝子
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
女の誤算涙の数が増えている
坂本勝子
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
蹴ったのは希望の石で雪しんしん
坂本勝子
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
背びれピクピク父は働き過ぎでした
坂本勝子
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
それぞれの色紙はどんな彩になる
坂本勝子
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
あばらから逃げない死語の二つ三つ
坂本トシ
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
一大事さてはさてはと靴の波
坂本トシ
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
如月の雨　初めての日のように
坂本トシ
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
この世での爪先立てる能狂言
坂本トシ
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
久々に四音の雨と戯れる
坂本トシ
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
生きたくて冬の非常口を探す
さざき蓬石
2001.02｜月刊　おかじょうき｜題:『 雑詠 』ー 選 ［ー］
石橋に夢をあずけている夕陽
さざき蓬石
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